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中国ドラマ「琅邪榜2」全話あらすじ・感想 ネタバレ

見終わりました、琅邪榜2。

 いや~、面白かった

評価等みると琅邪榜1よりは人気なさげなのかな?
ただ、自分はこの2の方が好きでした!!
理由はやっぱりキャラが好きだからかな。
シナリオの爽快さでは「1」には劣りますが、はらはらして見たのは「2」です。

 

 



全体のネタバレ感想になります





<前半>
王府である長林府。
陛下から信頼される彼らは、朝議でも重要な地位にいます。
それをよく思わないのが、皇后と親類である荀氏。

そんな彼らを利用するために、長林府に恨みを持つバク陽が皇后に近づきます。
前半は主にこのバク陽の復讐がメイン。

いろいろ事件がありますが(省略)、主人公たちは家族の絆で困難を乗り越えていきます。
しかし、バク陽の陰謀により、兄が毒死。
残された弟・平旌は兄の長林軍を継ぎ、国境へと旅立ちます。


<後半>
平和な日常から、兄の死へ。
そして弟・平旌が長林軍を継ぎ、国境の軍を統制します。

一方、陛下の死により新王がたち、平旌の父・長林王がその補佐に指名されます。
実質政権を握る長林王を陥れ失脚させようとする皇后と荀氏。
そんな2人と利害が一致したのが、元啓です。

元啓は、今は亡き莱陽王の息子。
一見長林府を慕うように見える元啓ですが、実は父の死は長林府のよるものだと考え、彼らに大きな恨みを持っています。
後半は、この元啓の復讐がメイン。


平旌と共に、国境の長林軍に滞在する元啓。
平旌は完全に元啓を信用しており、復讐を企んでいるとはまったく思っていません。
国境での争いを利用し、裏で荀氏と共謀、平旌を陥れます。

元啓の策により、罪に問われた平旌。
庇いだてする父・長林王ですが、長年の病に倒れ亡くなってしまいます。
このことで、長林軍は解散、平旌は都から琅邪閣へ、そして長林府は閉鎖となります。

ここから、元啓の復讐劇が加速します。
敵国と密会し、戦争を利用して功績をあげる計画を練る元啓。
計画通り、大きな軍功を残したことで英雄として持ち上げられ、莱陽府が復活、莱陽王として再起します。
そして荀氏の姪を娶ることで地位は強固なものとなり、ついには陛下の片腕となるまでに。

しかし、彼の復讐は「王位」なんですよね。
ここまでくると復讐関係ない気がしますが(汗)、野心たっぷりな元啓は恐ろしいほどの悪役っぷり。見ていて楽しい^^

それまで協力関係だった荀氏を暗殺、ついに禁軍までもを掌握した元啓は、王宮に攻め入ります。
すべては王位剥奪のため。
そして陛下を拘束、譲位の儀式を行うように脅します。

一方、元啓の計画に早くから気づいていたのが岳将軍です。
元啓の功績に疑問を持ち、独自に調べていた中で荀氏と接触、この行動が原因で荀氏は元啓に殺されることになるんですが、彼が暗殺されたことで疑念が確信へと変わります。
同じく元啓の本性を知った侍女が岳将軍のもとへ逃げてきたこともあり、彼の計画を止めるべく動き始めます。


都での政変を知った平旌は、荀飛盞とともに琅邪閣を出ます。
今は亡き長林軍。
平旌がその名のもとに令牌を掲げると、多くの人々が彼の元へ集まります。

長林軍の旗を掲げ、都へ向かう平旌。
岳将軍と合流し、ひそかに陛下救出へ。
無事陛下を王宮から救出した平旌は、長林軍と合流、元啓を追い詰めます。

志半ばで敗れた元啓。
その場で処刑され、彼の復讐劇は幕を閉じたのでした。


大きな功績をあげた平旌。
しかし彼が選んだのは都を去ることでした。

陛下はこの功績をたたえ、長林の旗を永遠に掲げることを誓います。
まさに最終回のタイトル通り、「長林の名は永遠に」。
ここまで追いかけてきたこともあって、この終わり方には感動しました。


家族愛、兄弟愛、国への忠誠心。
一方で、何かのきっかけでそれらが復讐心へと変わるキャラたちの顛末までを描いていて、非常に奥の深い作品でした。

矛盾点は一切なく、安定したシナリオで、続きが気になって仕方ない作品でした。
最後まで見た今でも、好きなキャラは荀飛盞。
終盤死ぬんじゃないかとハラハラしましたが、大団円でよかった~

大変おすすめな作品です。