華流ドラマみています

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華流ドラマの感想

「麗王別姫」20話までの感想

中国ドラマ「麗王別姫」の20話までの感想です。

ネタバレあります。

 

 

 

こういう主人公、中国ドラマに多いですね。
気が強く、才に恵まれた、行動力のある「沈珍珠」。

こういう子は、見ていて飽きない反面、自分勝手に映る部分もあるので感情移入するのは難しいかなぁ。
ドラマ的にはこういう子のほうが面白いです。


ただこのドラマ、シナリオ全般に言えることですが、大事なことを言わずに勝手に誤解して、さらにこじれてめんどくさくなるパターンが多い気が・・・。
特に主人公なんですが(笑)


気が強いわりに肝心なことを言わない主人公は、少し性格の一貫性がない気もします。
言いたいこと言えば数話で終わる。
数話で終わる内容が、だらだら続くパターン。
もうはっきり言いたいことハッキリ言えよ(怒)と思うんですが、80話もあるから引きのばしてる感ありますね。

同時に見ているドラマが「ミーユエ」なんですが、こちらも同じような性格に見えて非常にサバサバしているので、余計に「沈珍珠」がれったい。
まあ、内容は面白いので、(若干いらっとしながら)楽しんでします。


今の所の内容は↓


国の忠臣・沈家の娘として生まれた珍珠。
彼女には幼いころに命を救ってくれた恩人がいます。
夢はその恩人と再会し結ばれること。
しかし、成人した珍珠は、妃候補として選ばれ王宮に入ることに。

ここで、試験があり名家の娘たちがふるいにかけられるわけですが、恩人を探す珍珠は都を抜け出し異国の地へ。
そこで偶然にも、自国の皇子・広平王に出会います。

珍珠が異国にいる同日。
珍珠の両親が刺客に襲われます。

主犯は楊国忠雲南王の独狐家を従わせることができる「麒麟令」が目的でした。
胸騒ぎを覚えた時、幼馴染の安慶緒が訪れ事件を告げます。
急ぎ実家に帰った珍珠だが、そこには変わり果てた沈家の姿が。


同じく広平王も沈家惨殺の知らせを受けます。
実は、楊国忠が沈家の麒麟令を狙っていると知った彼は、事前に密かに沈家と接触、護衛をつけていました。

しかし、楊国忠の刺客の前になすすべもなく、沈家は滅ぼされてしまいます。
唯一の希望は、珍珠の弟がどこかで生きていること。
弟を探すため、両親の敵を討つために、珍珠は恩人探しを諦め宮女として王宮に入ることを決意します。


沈家惨殺を知った広平王は、真相を探るため、また「麒麟令」を見つけるために沈家の娘を自分の妃として迎えることに。
同じく妃として迎えられたのは、楊国忠の姪・崔彩屏。
2人のうちどちらかを王妃にするようにという陛下からの命もあり、2人はここからドロドロの(笑)いがみ合いが始まります。


沈家の娘=珍珠だと知った広平王。
異国の地ではお互い身分を隠していましたが、見知らぬ娘の彼女に密かに恋をしていました。
広平王にとって珍珠は、恋する相手でもあり需要な沈家の娘。

彼女を寵愛するようになります。
ただ、今を時めく楊貴妃の姪である崔彩屏も負けません。
王妃の座を巡り、珍珠に嫌がらせをしたりと、2人の争いが始まります。

結婚してからも、恩人のことが忘れられない珍珠。
また弟探しの件もあり、安慶緒含む安家と内密に連絡を取ります。

ただ、この安家。
楊家と対立する立場であり、裏で謀反を企んでいます。
また、幼馴染の安慶緒は珍珠のことが好きで、彼女のことを未だに諦めてはいません。

鈍い(汗)珍珠はこれらのことに気づいていません(弟のことで頭がいっぱい)が、夫である広平王は安慶緒と親しくすることを良くは思っていません。


そんな時、初恋の相手が広平王その人だったと判明。
敵討ちのための結婚でしたが、珍珠は真に彼を愛するように。
本当の夫婦となり心通わせた2人。

しかし、両親が殺された現場に残された証拠から、広平王が事件に関わっているのではと疑い始めます。
現場に残された、彼に関する証拠の数々。
疑念から、それは次第に確信へと変わります。


愛する人が仇かもしれない。
戸惑う珍珠ですが、妃である崔彩屏が妊娠、また自分も広平王の子を宿していることを知ります。

同時期に妊娠した2人。
崔彩屏は珍珠を流産させようと毒を盛りますが、広平王の側近の陰謀により、自分が毒を飲んでしまい流産。
また珍珠も同じく毒を盛られ流産します。

ここにも恋敵がひとり!
モテモテな広平王。

流産に加え、広平王が仇であると知ったことで、大きなショックを受ける珍珠。
仇をとるため、彼に毒を盛ったり(実は偽物だった)、疎遠になっていた安慶緒と再び密会したりと、結構やりたい放題。

これ、確実に死刑になってもおかしくないことを恨みつらみで行動する大物主人公。
でも、本当に両親の仇かどうかは、なぜか本人には確認しない。
毒盛る前に、確認しろとは思う。

間違いだったらどうしようとか一切思わず、皇子に毒盛るってどうなのよ??
気が強い設定の割に、自分の中でモヤモヤして勝手に確信得て、毒盛るのはちょっと納得いかないかなぁ。
ましてや子供のころから好きだった恩人だし。


そんなこんなで、誤解したまま親の敵討ちを始める珍珠。
一方、珍珠の親友で広平王の弟に嫁いだ林致は、皇太子妃が男と密会している現場を見てしまいます。
身の危険を感じる林致。
親友なんだから主人公に相談すればいいのに(汗


ここまでが20話くらいの内容。

正直、

「沈家を助けていたことを珍珠に告げない、広平王」
「それゆえ誤解しながらも、広平王に確認もとらず、仇だと勝手に確信して毒盛る珍珠」

この2人のくだりがだらだらしすぎ。


本当に好き同士なら、心の内を打ち明けるなんなりして、とっとと誤解解いてくれ。
この話題で何話持たせる気だろうか・・・。

全体的な内容が面白いだけに、メインシナリオがぐだぐだなのが残念です。
もちろん続き気になるので、今後も見続けます。
今のお気に入りキャラは可汗と安慶緒!!