やられたらやり返す、復讐がテーマの中国ドラマ「琅邪榜～麒麟の才子、風雲起こす～」

「琅邪榜～麒麟の才子、風雲起こす～」全５４話

 ★★★★★

▼まるで半沢直樹！？策略による復讐劇

やられたらやり返す、倍返しだ！！
展開が気になって仕方ない、ハマり度★５

南北朝時代をモデルにした架空の国・梁。
都では、皇太子と第5皇子・誉王の後継者争いがおこっていた。
“麒麟の才子を得た者が天下を得る"という噂を聞いた２人は、「麒麟の才子」と称される梅長蘇を手に入れようとする。
しかし、この梅長蘇。実は、１２年前に謀反の罪で壊滅させられた赤焔軍の生き残り、林殊だった。
彼の目的は、自分たちを罠にはめた敵への復讐。
梅長蘇の運命とは・・・。

緻密にねられたシナリオが面白い！！



主人公・梅長蘇は、才子の策略家。
外側からそぎ落とすように敵を削りだし、敵の首謀を炙り出していきます。
はじめはまったくわからない敵の正体が、徐々に彼の策略によって暴かれる様は、見事です。

「半沢直樹」のあおり文の通り、彼の目的は１２年前に自分たちをはめた敵への復讐劇。
中国でヒットしたということで、やはりこういった内容は面白いですね。

難解な事件から国家を揺さぶる後継者争いまで、ミステリーさながら解決していく梅長蘇。
彼自身策略家すぎて、視聴者もアッと驚く策の連続でした。


ただ、内容自体は文句ないんですが、若干進みが遅いかなぁ。
日本の時代劇みたいな「ため」が多い。
中国ドラマは比較的展開が早いものが多いなか、このテンポはすこしじれったく感じました。

しかし最後まで見終わった今では、その独特の雰囲気が癖になりそうですね＾＾


中国ドラマのジャンルとしては宮廷ものに近いです。
ドロドロした男たちの戦い（笑)
梅長蘇の復讐劇の結末は、是非ドラマで！